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0225_組織と採用

ある組織コンサル事業を行う上場企業に勤める友人にこんな面白い組織と採用の話を聞きました。
組織が人を採用する際に、魅力を感じてもらうポイントは大きく4つあり、4Pと呼ばれます。
(たぶん検索すると多くのブログが見つかるので有名なのかな)
理念共感型:Philosophy  
職種共感型:Profession
社員共感型:People    
待遇共感型:Privilege

人材を集める際に組織のどこに人は惹かれているかを意識し、さらにその特徴を研がれるほど良いとのことでした。

最近、採用される側として2つ、経験しましたので、その例を振り返りたいと思います。
①3人目としてスタートアップに入社
3人目としてスタートアップにjoinしました。スタートアップによくある昔からの友人でもなく共通の知り合いを通じた紹介でした。
スタートアップで多いのがPhilosophyへの共感かと思います。社長と同じような原体験があったわけではないので、
強烈なシンクロはしていなかったものの話を聞いて強く共感する事はできましたし、そのスタイルは好きだと直感的におもいました。

次にProfessionについても、大企業に戻りたくないと思えるほど魅力的な業務や権限をもらう事ができました。

Peopleについて。社員は3人目と少なかったので問題なかったのですが、思わぬ落とし穴は既存株主です。
自分がジョインする前の株主構成やそのかかわり方は事前に把握しておくことをお勧めします。
とくに、紹介者がVCや株主だった場合、社長とその人の間に挟まれたり、自分のいないところで株主と社長が自分についての
話や決定がされていたりと少々めんどくさいことが起きるかもしれません。

Priviledgeについて。スタートアップのPriviledgeのひとつにSOがあると思います。こちらは将来の貢献に対するインセンティブである一方
ほぼ稼働していないエンジェル投資家が将来の自分以上に株式をもっているとなんかモヤモヤしたりしなかったり、、、
一番恥ずかしい「くれくれマン」になっている自分をみて悲しくなることもあります。。。

やはり取る側と入る側の認識を合わせるためにも4Pフレームワークでそれぞれ議論するといいかもしれません。

②某運輸会社のピッキングアルバイト面接
朝の時間を使ってアルバイトをしようと色のついた猫の某運輸会社のピッキングアルバイト面接を受けてきました。
びっくりしたのが、面接で次のような事を聞かれたことです。
「うちの理念知ってますか?社長の名前しってますか?本読んだ事ありますか?うちのサービス知ってますか?」

、、、びっくりしました。正社員の採用ではなく、アルバイトの採用にも理念を聞くのかと。。。

おそらくその会社は理念共感に特化して採用をしているのでしょうが、アルバイトさんの求める共感はPriviledgeやProfessionだと思うのですが
どうなんでしょう。そんな時代錯誤な採用していると人集まりませんよ、、、と。

という事で、取る側も取られる側も4Pフレームワークに沿って話ができるとズレがなくなりそうです。