KJR

0907_商社での話①

9月14日にとあるVCの方のお誘いで、大企業をやめた人を代表してイベント登壇の機会を頂きました。

話す内容を整理するためにも、ここで少し商社時代の事をまとめておこうと思います。
全部を一回には話せないので、何回かに分けてお話できればと思います。
1.入社動機

就活を始めたのは、3年生の11月だったと思います。当時は4月が面接シーズンだったので、
実働は5カ月間で進路を決めました。

結果的には、5大商社+専門商社数社と有名なメーカーをぽろぽろ受け、結果的に三菱商事から内定を
頂き、すごくうれしかったのを覚えています。そのほか、某証券会社のリテール部門からはいわゆる
リクルーター制度でよい線にのっていたので、「どうにかなるな」というのが当時の心境でした。

地方公務員の両親の下で育った僕が知っている職業は公務員、教員、そして、一般企業(本当にスタート
アップなんて知らなった!)のみで、一般企業も尊敬する先輩が三菱商事にいっていたり、周囲の噂や
年収ランキング等で作り上げられた偏見で、三菱商事に行きたいとなんとなく思っていました。

こういう業務をやりたい、こういう業界でやりたいという動機は一切なく、
全員海外行ける(←結局、行っていない)、年収がいい、都内勤務という理由が最も大きい志望理由でした。

そのほか、志望理由の5%くらいを占めていた理由に「父親」という存在があります。
地方公務員(清掃事務所)勤務の父親は教育熱心で小さいときから多くのチャンスを与えてくれました。
中でも想い出に残っているのは、小中学校の3者面談に毎回父親が来ていたことです。
平日夕方に行われるにも関わらず彼は毎回、しかもカジュアルな私服で来ていました。
僕からするとそれが当たり前だったのですが、周囲からするとそれは普通ではなかったようで
「なんで父さんがきてんのw」「しかも私服、スーツじゃねえのw」的ないじりがありました。

そんな事情からも僕の中では、一流サラリーマンこそ至高という空想ができあがり、そのトップの景色を
見てみたいな~という想いもありました。

2.配属

内定が決まると内定者懇親会があったり、10月1日には内定式があり、そこで業務説明会があり、
希望の配属先を決める事になります。

三菱商事に内定した僕はとてもウキウキで内定式の前日は一睡もできませんでした。
そのおかげで、業務説明会ではうとうとしてしまい、これといった志望先が見つかりませんでした。

部活にあけくれていたので、インターンなどしたこともなく、バイトもマックと居酒屋経験しかないので
興味のある業界も特になく、なんとなく、イメージしやすいという理由でリテール事業も持つグループを第1志望
(←新人はリテールに配属しないと説明会で言われていたらしいw)に、
そして、未知なる世界に飛び込みたいという想いからITの部署を第2志望に書きました。

もちろんふわっとした理由で第1志望に入れず、第2志望のITの部署へ配属されました。